とりあえず「可」で、いいよね【死神の精度】

書こう書こうと思ってて書いてないのを書こう第二弾!
今回は伊坂幸太郎氏の小説「死神の精度」です。
うん、すまない。また伊坂氏の小説なんだ。
ローペースで読み進めているから、まだ暫く続くと思います…w


さて、この小説はタイトル通り死神が主人公の物語です。
死神といえば、おどろおどろしい姿をしていて冷酷非道
…抽象的ですが、なんとなーくそんなイメージがあるんじゃないかな?
しかし、この小説の死神はちょっと違うんです。

主人公である死神は、人の死を実行することを仕事にしている会社に勤めており
死を実行する予定となった対象が、それに値する人間かを調査する仕事をしています。
そんな仕事をしているにも拘らず、どうにも人間というものに疎いようで
「雪男」と聞いて「雨男」と同じようなものかと聞き返すくらいです。

死神が現代社会さながらの様式の中で仕事をしているのに加えて
普通の人とは尺度の違う考え方や行動を見せてくれるのですから
知っているようで見たことの無い世界を感じさせてくれました。

そして、勿論「死」というものが物語の中で付き纏うのですが
「死」の事柄から連想されるような暗い内容は少なかったような。
多くが対象となった人の「死に様」を描いているのではなくて
主に調査をしている間の対象とのやりとりを描いてるからなのかも。
なので、不思議と重たい話には感じられませんでした。


小説の多くは不思議な体験を追体験させてくれますが
この小説は少し違うベクトルの追体験をさせてくれました。
明らかに普通でない死神の千葉の奇に富んだ発言や行動
そして調査対象との何気無くとも何処かズレているやり取りと、その結末。
ファンタジーらしくも聞こえる死神を、妙な形でリアリティに置き換えた
独特の雰囲気を持った小説でした~。
[PR]

by Future-truth | 2012-02-02 20:02 | 小説・映画 | Comments(2)

Commented by eitaro789 at 2012-03-03 07:47
はじめまして


その小説
かなり面白かったように記憶してます。


(株)死神商会って感じでした
Commented by Future-truth at 2012-03-03 21:22
はじめましてっ。

確かに (株)死神商会 というのが合っていますねッ。
会社にしてはかなり仕事が雑だけれど
それがまた味を感じられましたねー。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

<< けもりんの社交場で舞い疲れて ふかふかな絨毯を御用意してお待... >>