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バルラーンの秘宝 -由来編-

先日、あかひめさんとバルラーンの秘宝について話していたのだけど
その時にちょっと武器の由来について調べる機会があって色々調べてみると
結構奥が深いんだねぇ。
そうなると他の武器の元ネタ(由来)が気になるので調べてみました。
間違ってる物もあると思いますが、へぇーな感じでお楽しみ下さい(何)








 コンカラー Conqueror
イギリスの潜水艦と戦車に同名あり。
潜水艦は2006年時点では世界で唯一の原子力潜水艦となっているそうです。
戦車は冷戦時代に大経口大砲装備の支援系重戦車をコンセプトとして作られるものの
開発に手間取って、当時の主力戦車に一回り小さい経口の大砲が装備されるようになり
機動力に劣っている事もあって戦線を退いたそうです。

一代のみの寄与という点が、ちょっと戦車の方の由来としてるのかな?



グランツファウスト Glanzfaust
和訳で公式に出てる通り 「栄光の拳」 。
色々検索にかけてみるものの、フルでかかるのはFFXIでのみでした。
過去のシリーズでも似たような名前の物はないみたいでオリジナルっぽいです。



ヤグルシュ Yagrush
ウガリット神話に登場する追放を意味する 「ヤグルシ」 が元ネタかも。
この神話にはリヴァイアサンも出てきていて、公式にあるリヴァイアサン討伐の為に
というくだりがあるから合致点はあります。
(リヴァイアサンは意訳によっては違ったりもする模様)
ちなみにウガリット神話の武器は固有名称ではないそうです。



レーヴァテイン Laevateinn
元ネタは北欧神話。直訳は 「災厄の枝」。
公式の通りユグドラシルの枝から作られた 「物」。
FFXIでは両手棍として登場したけれど、他のゲーム等では剣として登場することも。
杖なのか剣なのかは定かでない模様で、剣の場合はストルかフレイが所持していた物を指す。
ちなみにあかひめさんは、ストルの剣(炎の剣)と同一であることを押していて
この剣で世界だけでなく自分すら炎に飲み込んでしまう様から
まさしく 「災厄の枝」 に合ってる!
って言われてスゴく納得しましたw



ミュルグレス Murgleis
中世フランスの武勲詩 「ローランの歌」 に登場する剣の 「ミュルグレ」 が元ネタかな。
ガヌロンの所持していた剣であり、黄金の柄にはデュランダル等と同じく
聖遺物が込められています。



ヴァジュラ Vajra
インドの神話(?)に登場するインドラが所持していた短剣。
インドラがヴリトラを倒す為に使った武器とされています。

ちなみに仏教で密教法具の金剛杵の1つに同名の物があります。
この法具の元ネタもインドラの短剣。



ブルトガング Burtgang
「ニーベルンゲンの歌」 の登場人物ディートリッヒをメインに書かれている
「シドレクス・サガ」 の登場人物である平民出身のハイメが所持していた剣。
物語序盤にハイメがディートリッヒと決闘した際に折れてしまったとのことなので
公式の解説を合致する部分がありますね。
ただ、優れた能力を保持していた剣などではなく、町の鍛冶屋の名刀
…みたいな扱いらしいです。

ちなみに北欧神話のヘルダイムが所持していた大剣がブルトガングという説もあるそうですが
こちらは信憑性が低いとのことで、主にブルトガングは前者の剣とされる事が多いそうです。
(FFXIでも片手剣で、両手剣じゃないから前者だろうしね)



リベレーター Liberator
第二次世界大戦時のアメリカ陸軍航空隊主力大型爆撃機B-24の愛称。
他にアメリカが第二次世界大戦当時に枢軸国支配下の国のレジスタンスを支援する目的で
製造したFP45と言う銃の愛称でもあります。ただ、極小パーツ数で構成されているので
あまり銃らしくは無いです。
FFXIの鎌から考えると、前者の爆撃機が元ネタの様に感じるなぁ。



アイムール Aymur
ウガリット神話のヤグルシュ(ヤグルシ)と対の武器。「撃退」 の意を持つ。
公式では 「御す者」 の意としているけど、意味合いとしては殆ど同じですね。
ヤグルシュと同じく武器の固有名詞ではないので、ゲームによっては斧だったり杖だったり
どのような武器であるかは、その時々であるようです。



カルンウェナン Carnwenhan
アーサー王が所持していた短剣カルンウェナンそのまま。スペルもそのまま。
公式の説明もアーサー王を背景に書いているような感じですよね。
ちなみに 「小さな白い柄手」 の意を持ちます。
エクスカリバーとカルンウェナンの二刀流でアナタも伝説のあーs…
ジョブ制限で無理だね(ノω`)



ガストラフェテス Gastraphetes
お腹と地面を使って体重で固定し、背筋を使って弦を引く紀元前4世紀前に
古代ギリシアで使用されていた重ボウガン。公式の説明と同じですね。
それを皇国の技術でコンパクト化、自動牽引化した物みたいです。

一応、FF12・FFT・FFTAと新しめのシリーズでも登場しています。



小鴉丸 Kogarasumaru
平家一門の家宝であったと伝えられる、刀工「天国」(あまくに)作と伝えられる日本刀。
刀身の先端から半分以上が両刃になっているそうです。
まあ、殆ど公式もこれに沿っているようですね。
ただ、正しくは 「小烏丸」 となっているので、何か意図があって変えたのでしょうか。
FFXIは日本系の武器ではちょっと妙な変更点があったりするので。



 Nagi
ちょっと調べた程度では元ネタを見つけられず…。
スクエニの電波ゆんゆんでオリジナルを作った…割には奇抜なデザインと設定なので
どこかしら元ネタがありそうなんだけどなぁ。
日本神話のイザ・ナギ辺りがそう…かもしれない。



竜の髭 Ryunohige
ぼちぼちシリーズで登場している槍。FF4とFF5では鞭のようです。
ちなみに同名の花あり。ゆり科の多年草で雑木林に自生し、高さ7~15センチの湾曲した
花茎に数個の薄桃色の花が総状について花は下向きに咲く。和名は葉の形に由来します。
英名はdowarf lilyturf。ドワーフのユリ…?



ニルヴァーナ Nirvana
サンクリット語の仏教用語で涅槃(ねはん)と書く。
意味としては 「悟り」 と同じとされているそうですが、本来ニルヴァーナは
「吹き消すこと」 「吹き消された状態」 という意味だから、煩悩の火を吹き消した状態をいう。
その意味で、滅とか寂滅とか寂静とか訳された。また、涅槃は如来の死そのものを指す。
涅槃仏などはまさに、死を描写したものである。
「人間の本能から起こる精神の迷いがなくなった状態」という意味で涅槃寂静といわれる。
…らしいです。
たぶん、「吹き消すこと」 「吹き消された状態」 という部分をモチーフにしているのかな。
涅槃は解釈が難しいので、詳しく知りたい方はWikiにどうぞ。



ティソーナ Tizona
スペインの叙事詩 「エル・シードの歌」 のエル・シドが所持していた剣。
妖精が鍛えたとても切れ味の良い剣だったそうです。
ちなみに、この剣は現存していてマドリード市内にある軍事博物館ムセオ・デル・エヘルシトに
飾られていて、カスティージャ王家の重要な所有物の一つとのこと。



デスペナルティ DeathPenalty
FF7のヴィンセントが使用していた架空の銃。
FF7ではライフル状の形をしていたけれども、ダージュオブケロベロスFF7では
オートマチック式拳銃ぽい形をしているので、FF11でのモチーフは後者のが近いかも。
ちなみにエネルギー状の弾を発射する銃で、ヴィンセントがカオスに変身した時も使っていて
かなり後半になってから扱う銃です。
このことから、WSも何かどかーんとエネルギー弾撃つのかな?



乾坤圏 Kenkonken
中国の封神演義の宝貝に同名の物あり。
腕輪状の物でチャクラムの様に飛び道具として扱うものだったらしいけど
あえてFF11では格闘武器にしてみたようです(´ω`)



テルプシコラー Terpsichore
「踊りの楽しみ」 と言う意を持つ。ラテン語のテルプシコレとほぼ同じ。
ギリシア神話では大神ゼウスとムネモシュネの娘文芸の女神ムーサたちの1柱で
「合唱」 「舞踊」 を司る。



トゥプシマティ Tupsimati
バビロニア神話における学問と書記術の神にして主神の一人ナブの所持物。
トゥプシマティは神々と生物の天命を決める力のある書版とされると同時に
王権の象徴とされているので、ナブも先代のマルドゥークからこれを受け継いだそうです。

他にアッカド神話で怪鳥ズーがトゥプシマティを盗んで王権を持とうとしたと言う話もある。

バビロニア神話でも 「天命の石版」 として扱われているので
これの破片をはめ込んでるっぽい。
というか、そんな貴重な物を破片にするなよとマムージャさん。





…だいぶ時間がかかったけど、大した事書いてないような。
ちなみにほぼ書き終えてからウィンダスの仲間たちに既に補完されていると知ったのは内緒。
意地でも参考にしないで書き終えましt

by future-truth | 2008-05-04 22:43 | FFXI | Comments(8)

Commented by 御神薙香澄 at 2008-05-05 20:52 x
とりあえず
小烏丸自体はただの名刀なので
烏>鴉に変更して見た目の高級感を求めたんでわないだろうか?w
あと凪は草薙の剣辺りにひっかけてあるかも?そうでなけりゃネタきr(ry
Commented by 課長 at 2008-05-06 11:19 x
神話とかに元ネタあると是が非でも調べたくなるよね・・・
俺もアイテムやらに「あれ?」って思うのあると絶対調べちまう・・・

おつでした。
Commented by plesha at 2008-05-07 09:44
思い出したけど、アレですねニルヴァーナって
10で「すべてを吹き飛ばして!」って仰ってた召喚の某女史が
振るっていた杖でしたね~・・・吹き飛ばすで思い出した。
ニルヴァーナ手に入れた召喚さんはぜひマクロに組み込んでいただきたいものです・・・
Commented by あかひm at 2008-05-08 18:33 x
竜のヒゲが槍になったことで鞭が絶望的になり切ないです・・・
Commented by Datta at 2008-05-08 19:25 x
「凪」の原型は諏訪大神の象徴でもある神器の「凪鎌」らしっすよ。

諏訪大神とは実は諏訪大社および諏訪神社で祭られている建御名方神(たけみなかたのかみ)の事で、古事記に出てくる日本三大軍神の一柱です。
大国主の子で、日本の国技となる相撲の起源となるタケミカヅキとの力比べをして負けた神様だそうです。
元寇の際に、神風を起こした諏訪の神で、そこから風の神であるとされてます。また水神としても祭られています。

実は日本の歴史に凄く深く関わっている神様の神器が元ネタだったようですよ。
Commented by Future-truth at 2008-05-09 01:03
>御神薙さん
与一の弓も特別スゴい弓でないし、逸話の残る物を持ってくるってのは
よくあることだから小鴉丸もそうなんだろうね。

むしろ7本集めると七支刀になるとか(ぇ

>課長さん
GWじゃなきゃやらなかったと思うwww


>プレシャさん
なるほど、そういう伏線があったの…か?
とりあえず、眼の色を変えるトコから始めましょうか(´ω`)

>あかひめさん
鞭は要望の声強かったよねー。
でも、連携のバランスを崩すからとか良くわからない理由で
新規の武器系統は作らなかったんだよなぁ…。

>Dattaさん
はじめましてー。

凪に関しては、常用語としての凪が多くhitするから諦めた口でs
何かあるとは思ってたけど、今回公開された日本系武器の中で
最も神様に近い武器だったのは予想外です…。

情報、ありがとうですー。
Commented by 冷凍みかん at 2008-05-24 22:18 x
初めまして~、私も神話とか好きなので、武器の由来とか調べてみましたが、実際の神話と違う設定(?)の武器になってたりしてますね。
2つの武器だけ気になった&FF11設定を組み合わせて考えてみました。

レーヴァティン・・・北欧神話で火の国の王スルトの所有していた炎の魔剣で、最期はそれでフレイを殺し、全てを焼き払ったってことみたいすね。

小鴉丸・・・平家の名刀=実在した刀。
ネタばれになりますが、FF設定では東方にはひんがしの国があります。そこにはヤグードも生息していることがゲッショーさんの言葉からも判明しています。日本神話にもヤタガラスという3本足のカラスが登場しますので、それも関係してるかもしれませんが、私的にはヤグード=カラスと予想し、FF設定の大鴉某とはヤグードの将軍クラスと推測しております。なので小鴉丸とはおそらくヤグードの作った刀というのが私の結論です。

駄文ですが失礼しました。
Commented by Future-truth at 2008-05-25 20:35
はじめましてー。
わたしは気になったから調べてみたって程度なので、神話とかには詳しい訳でなく
実際他の所のが詳しく載ってたりしますしね。
訂正は面倒だからしないと思いまs

レーヴァテインは何で木から取って来た物なのに、炎にまつわる物なのか
私的には不思議だったりするんですけどねー。

小鴉丸は納得w
ヤグはじみーに製鉄技術とか他の獣人よりも生産系に強そうですし。
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