2つの想い、交差するとき 【NieR】

ここ暫くやっていたニーア レプリカントですが
なんとか全てのエンディングを見ることが出来ました。
そして、終わってから振り返ってみると


b0004722_18261248.gif.oO(槍のダッシュ攻撃ばかりしてたなぁ…)


でした(;´ω`)
なんだろう、今回はシナリオ的に印象に残るトコが無くて
最後のエンディングも 「どうしてそうなった」 という具合だったし。
各々のイベントでの言いたい事は良くわかります。
ただ、そこまで行き着くまでの挿話が薄い為に感情移入が出来なくって
安易に涙を狙いに行っているように思えて仕方が無いんです。

世界観の描写に穴があって、断片的な情報から色々と妄想できるのはイイですが
キャラ同士の話はもっと密に描いて欲しかったなぁ。

あ、このゲーム独特のブラックさはキチンとありました。
でも、それを解する事ができるのは2週目から。
1週目は兄のニーアと妹のヨナとの兄妹愛が主軸に進んでいきますが
2週目からは若干視点が違った所からの見方と、追加されるエピソードによって
実は結構ブラックな事をしていたんだよってのが解る仕組みでした。

とりあえず、ゲーム全体の感想をあげていくと…


 【よかったなーと思うトコ】
・光の扱い方がとても上手にされていて、洞窟から外へ出るときの演出には驚いた。
 ただ、ちょと眼が痛いw

・BGMがキレイ。でも欲を言えばバリエーションが欲しかった。

・アクションゲームなんだけど、一部の敵の攻撃が弾幕で新鮮だった。

・ガードと回避の性能が非常に高く、この2つをうまく使えば殆どの攻撃をやり過ごせる。

・クエスト等の進行中にあるキャラ同士の掛け合い。

・周回プレイ時には、ほんとに終盤から始まるのでエンディングが見やすい。


 【これはどーなんだろうと思うトコ】
・少年期から青年期への空白の5年間。
 シナリオ的にも意味が無いし、その間のキャラ同士のエピソードもほぼ皆無。

・武器が色々あるにも拘らず、私的には槍で一択なバランス。

・カイネの一部発言がピー音すぎて意味不明。
 かえって普通に流せる言葉で罵った方がインパクトが強かった気もする。

・愚直すぎるほどまっすぐなシナリオ。
 キャラ同士のエピソードが薄い為に、その展開のさせ方がマイナスになってると思う。

・武器シナリオが無くなった。
 強化すると見た目が変わる武器があるのはイイけど、なんでコッチは無くなったんだろ。

・グラフィックが若干荒い。
 ただ、そう思うだけでゲームとしては問題無いレベルと思っています。



ドラッグオンドラグーンほどブラックストーリーでも無く
カイムとアンヘルの関係と壮絶さも無いとなると、やっぱ薄く思えるんだよね。
あとは魔王側の話がもう少しあっても良かったような。
あれではどういうコトだったのかがわからないって人もいるんじゃないかな…?


 追記
見返していたら、少し書き足りなかったかなと思ったので追記です。
BGMに関してですが、多くのゲームのようなブツ切りでの曲推移では無くて
徐々にフェードアウトしながら曲が変わるっていうのが、とても自然に出来てました。
例えば、フィールドから次エリアに入った中間エリアでは、フィールドのBGMは引き継いでるけど
バックの演奏が無くなって若干後ろに下がった感じになり、更に奥のダンジョンに入ると
完全にBGMが変わるって感じかな。
BGMや光源に関してはかなり繊細な扱いをしているので、その点はイイなーと思います。

戦闘は攻防一体の槍以外だと難易度上がるんじゃないかな?
槍だとダッシュ攻撃が回避も兼ねるから被ダメがかなり減らせるので。
大型マモノだと振りの大きな攻撃があるので、距離を開けて攻撃のミスを誘って
その直後に空中ダッシュ攻撃して回避行動で距離を開ける…
というのを繰り返せば容易に倒せます。
ダッシュ攻撃はダメージ補正が高いみたいなので、少しレベルが上がると
1~2回突けば終わるゲームと化してしまうのがなんとも(´・ω・`)

魔法は基本黒の槍、補助に黒の旋舞でした。
槍はダッシュ攻撃で距離が開いた相手への追い討ちや、攻撃できない場所の敵の狙撃
旋舞はワードで麻痺を着けて牽制用として使ってました。
まあ、レベル上がると旋舞のダメージも高くなるので、後半は旋舞して歩くだけで
大概のザコは殲滅できちゃうけどね。

結局、何が言いたいかというと、ブラックな表現(描写やシナリオ)を許容できて
PVや設定を見て面白そうだなーと思うなら楽しめると思います。
ゲーム自体の難易度も3つから選べるので、アクション苦手な人でも大丈夫そうだからね。
難易度ノーマルで槍使うと簡単だったけれども。
わたしは期待していたようなシナリオじゃなかったのが、大きなマイナスとなっているので
結構酷評しているように見えるんだと思います。
ゲーム中には色々な所に有名なゲームや童話のパロディがあったりもするので
そういった箇所でも楽しめるだろうし、良い出来のゲームと思っていますよ。




ではでわ、ここからはネタバレしていきます。















えーと、シナリオを整理していこうかな。
と言っても、個人でゲーム進めて得た情報での整理だけど…。

ゲームを始めた時に出てくるニーア(以下元ニーア)とヨナ(以下元ヨナ)。
この2人は1400年後と称されて展開される劇中では
元ニーアの方は魔王、元ヨナの方はヨナに憑いたマモノとして出てきます。

1400年前では白塩化症候群が蔓延し、人間の存続が危ぶまれていて
絶滅の回避方法としてゲシュタルト計画が持ち上がります。
2人はこの計画によってゲシュタルト化して劇中で言うマモノとなります。

おそらく、このゲシュタルト化は魂だけの存在みたいな感じとなって
肉体を捨てた状態なんだと思います。
これによって白塩化症候群をやり過ごし、沈静化した所で器となるレプリカントを造り出し
落ち着いたらゲシュタルト化した人が器に乗り移って完全復活!
…というのが筋書きだと思われます。

 補足
ゲシュタルト化とは、ゲーム中で言うマモノの状態になるコト。
この状態では普通に自我を持っていて、なんら人とは変わりが無いみたい。
でも、中には崩壊体と言われる自我が無くなって暴走状態の者もいます。
てか、明らかに人じゃないだろうってようなマモノも多く居るけれど
これは崖の街のボス・ウェンディと同じく集合体なのかな…?


ところが、単なる器でしかないはずのレプリカントにも自我が生まれ
ゲシュタルト化した人達による成り代わりが正常に進行していないのが
現状のニーアって所です。

さて、ここで謎となる箇所は、ゲーム冒頭で元ニーアが
どうして黒の書と白の書を持っていたかという事。
これも推測だけど、ゲシュタルト化に際しての研究対象が元ニーアで
ゲシュタルト計画報告書で言われるオリジナル・ゲシュタルトが元ニーアっぽい。
だからそれらの研究成果である黒の書と白の書を所持していた…のかも?
その後、ゲシュタルト化したあとはオリジナル故にトップになったって流れかな。

あと、どーして元ニーアはヨナをさらったかと言うと
劇中で普通に生活している人達はレプリカントであり、造られた人達なんだけど
それらの基礎はゲシュタルト化した人の身体情報を素にして造られているので
魂(ゲシュタルト)と肉体(レプリカント)が合致するのは1組だけってことみたい。
結局、どちらのニーアも同じ想いで戦っていたということですネ。

ポポルとデポルは、ゲシュタルト計画報告書にあるように
白塩化症候群が発生した頃に造られたアンドロイド。
人間が人間に戻るために暗躍しているから、ニーアと対峙したんです。

結果としては、過去にあった未曾有の病気を回避した旧人類と
その後、旧人類に造られて自我を持った新人類との抗争ということですね。

こうやってまとめると、あーそういう事だったんだなーって思うけど
劇中では断片情報過ぎてわかりにくいのが残念だよね。


ここまではメインのシナリオ。
サイド的なシナリオとして、エミールが関わる6号計画とかのスノウホワイトがあります。
これは究極兵器を作り出して、何かを消滅させようというのが目的みたいだけど
その対象が不明確なんだよね。恐らくロード中とかに出る報告書がヒントだと思う…。

最終的にはゲシュタルト計画の方が主導となった為に打ち切りとなり
エミールの居た洋館としてカモフラージュされたって事です。


基礎となる設定、そしてゲーム中に展開させるシナリオ。
私的には悪く無いと思うけれど、それぞれのキャラを掘り下げるイベントの少なさと
それを埋める為のイベントが強引だったのが目立ってしまった為に
どーもスッキリしないものになってしまったんだろうと思います。
ユーモラスもブラックさも備えているシナリオだけに、おしいよなぁ…。
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by Future-truth | 2010-05-05 20:20 | ゲーム

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